Z32に乗り始めて12年目にしてDB9に浮気した私ですが別の車に乗ってみて見えてくるZ32の良さに気づいたので、こんな時はこんなこと考えてたんだな、という日記的な意味合いも込めてつらつらと書いてみたいと思います。
DB9もかれこれ1.5万キロ位乗っていまして、そろそろ慣れて「自分の車感」が出て「ちょっと乗ってみた」という感じでもなくなってきてますのでちょうどいいかなと思っています。
ファーストインプレッションではないレポート…CG誌の長期テストのような感じと思っていただければ。
DB9に乗って正直がっかりした気持ちがあって、それはなぜかと言えば色んな部分が大体Z32の延長線上だったからです。(新車で買ってないのはZ32もDB9も同じなのでイコールコンディション??かな?と。
ある意味自分の好みにブレが無いことが確認出来て良かったのかもしれませんが、Z32デビューから15年後の車なのでもっと鮮烈に革新を感じるかと思っていたら意外というか想像以上に「1歩先」位の感じでした。
最初はなんだかなとモヤモヤする気持ちがあったのですが、考えるうちにちょっと考え方が変わって「やっぱりDB9もZ32も良い車だ…」と思うようになりました。
Z32が目指したワールドクラスのスポーツカー、そもそも完成度が高すぎだったんだな、と。
TTAT乗るとちょっと言い過ぎかもですが、DB9と同じというかZ32で多くの人には正直十分なんだろうなというか。両方とも好みに刺さっているだけなんでしょうけど。
そんなわけでたまにはZ32を褒めようということで再認識した良さについて語ります。
もちろん私はジャーナリストではないですし全部個人的な好みに基づいた話ですので悪しからず。また、今回は犠牲になっている部分は語らないことにします。後TTATが話のベースです。NAだとちょっと違う部分もあります。
何を今更当たり前のことを、と思うかもですが安全基準やら何やらであの平たいデザインはもう実現できないでしょう。少数生産のハイパーカーとかは除きますが…。
DB9も好み的にはかなりいい線なのですがやはりやや分厚いかなーと。
さらにTバーになっているのもデザイン上のアクセントでよりオシャレ。
走り的には2by2に鉄屋根があったらなーとも思いますが、ちょっと間延びするのでやはりデザインはTバーが良い感じですね。
また、あの平たいボディにハイパワーユニットが組み込まれているのが凄いことです。搭載されたエンジンはほぼターボラグ無く実質3Lブースト0.5=NA4.5Lのトルクで走らす感じで非常に快適です。ATも4速とは言え、電子制御の時代に入っており直結感はともかく安楽に走らせるという意味では乗り心地良く快適です。
トルクバンドの広さが強みのVGですから、高速は3速ホールド、下道は2速ホールドに入れておけば十分瞬足の部類でしょう、むしろそれ以上を求めるならサーキットで別の車でどうぞ、という感じです。
足回りは正直乗り心地重視ではありますが、HICASのおかげで終始安定しているように思います。
HICASは不自然な動き、ということで不評ですが、極端に車高を下げたり足回りを固めなければ(サーキットレベルの走りをしなければ)非常に有能なデバイスかなと思います。剛性のなさからやや不安定になる面を上手く弱アンダーな状態に維持してくれます。
これはHICASが着いていないNAとは乗り比べないと分からないくらいの差なのですが、絶妙なエッセンスになっていると思います。
全体的にラグジーなようでいて、しっかり「スポーツカー」してるのもZらしさかなと。
思いっきりラグジュアリークーペ、というわけでも無く、全体的なテイストはあくまでスポーツカーのそれです。まぁもちろんGT-Rがあるので、サーキットはそちらにお任せというか。
正直車としての作りが違うかなと思います。(500馬力が前提のチートマシンと比較されてもね、という感じはします。
公道に求められる性能としては十分Zもオーバースペックですし。何より高速巡行性能の高さは特筆ものです。空力的にもかなり良くできているのか操縦性の意味でも終始快適です、同時代の車からすればかなりリフトは少ないのではないでしょうか。また、空気抵抗が少ないことが風切り音等の快適性にもつながっていて高速域でもかなり静かな印象です。DB9はある程度の速度から風切り音が凄いことに最初驚いてしまいました。
実は積載能力が高いのもZ32が優れている点でハッチボディであることから工夫するとかなりの量の荷物を積むことが可能です。特に2by2では後席を倒すことで荷室とフラットになり相当な量の荷物あるいは大きなものを積むことが可能です。個人的な経験では自転車を積んだことがありますが、これはDB9にはちょっと無い要素ですね。センタータンクですしトランクはかなり小さめです。
もちろんDB9は様々なバランスがちょっと異次元な車で乗るたびに感動してにやけてしまう良さがあるのですが、それに比肩してしまうZ32のツインターボはやはりエポックメイキングな車だったなと改めて思うのでした。
DB9に乗ってZ32の良さを再認識する

