Z32…その163、国産ハイグリップラジアル。-POTENZA RE-71R-

初めての国産ハイグリップラジアルということで感想を残しておこうと思い記事化することにしました。
備忘のためタイヤの変遷を…。

納車時 (2011/12)前:TY TRAMPIO Vimode(7年落ち) 後:YH DNA S.drive(9年落ち?)

その45 (2013/7)前:PI P ZERO NERO(4年落ち) 後:YH DNA S.drive(10年落ち?)
事故後とりあえずのアライメントで走っていたら一気にタイヤが減ってしまい前だけ交換。

その74 (2014/5)前:PI P ZERO NERO(4年落ち) 後:MI Pilot Sports 3(New)
流石にリアが限界だったので交換。

その95 (2015/7)前:MI Pilot Sports 3(1年落ち) 後:TY PROXES T1R(New)
その95ではホイールに興奮しすぎて書いてませんが、
前に履いていたP ZERO NEROが大分お疲れだったので廃棄して
元々後に履いていたPilot Sports3を前に流用、
リアについては245/45/16のT1Rを新品で使用していました。

その130(2018/9)前:MI Pilot Sports 3(4年落ち) 後:MI Pilot Sports 3(New) 
やっと前後同一銘柄に統一。
サイズは225/50/16、北米ホイールは245が適正なのですがサイズが無いので。

たまにBBSを履いてますがBBSには205/55/16のZETRO S4というタイヤがついています。
黄色い帽子のPBで実際のメーカーはハンコックだとか。
外径は同じなのですがやはり少しタイヤのキャパシティが低く履いている時は気をつかいます。

そして今回ホイールと同時ではありますが、
今回(2020/11)前:BS POTENZA RE-71R(1-2年落ち) 後:BS POTENZA RE-71R(1-2年落ち)
となりました。

言及するまでもない国産ハイグリップラジアルの雄です。
個人的にはブリジストンは初となります。
数年間Pilot Sports3でしたし、プロではないので相対的な比較になりますが、主に自分のために感想を書き留めておきたいと思います。
感想はあくまで主観的なものなので悪しからず…です。

・タイヤの発熱と変化
Pilot Sports3は良くも悪くも変化の無い感覚で、冷えてても温まってもあんまり変わらず安定したグリップがある、という印象なのですが、この点RE-71Rは全く異なります。
冷えてれば明らかに固く、乗ってるうちに温まってグリップするようになる、という感覚が強く感じられます。
もちろん冷間状態で飛ばす訳も無いので、冷え切っていたらどれくらいグリップが違うのかは未知数ですがシートからステアリングから伝わってくる感覚としては「あまり無理をしないほうが良い」という予感がします。
温まってくると「ベターッ」と路面に張り付くような感覚で路面を掴んでいて非常に安心感があります。

・Gの立ち上がり
何がそうさせているのかは全然分からないのですが、縦Gも横Gも立ち上がりが段違いに鋭いです。これはもう変えた瞬間から少し転がしただけで感じられるほどです。
自身の操作に車がリニアに反応するのは気持ちよさがありますね。

・ロードノイズ
これはもう乗り味の固さと合わせて圧倒的にRE-71Rがうるさいです。
低い音というよりは高い音が気になるような印象があります。

・乗り心地
グリップの高さが光るのであまり乗り心地という観点は気にならないのですが、
良くも悪くもインフォメーションが多いです。
路面に張り付くようなグリップ感はこのインフォーメーションの多さからも来ているのかなと、
段差でもあまりバネ感なくかなり収束は良いですね、減衰が高い感じと言いますか。
なので足回りにガツガツ入力がある感じがし、もちろんシートを通じてガツガツ来ます。

・タイヤの鳴き
これは実際履く前から諸方面から聞いていたことなのですが、「鳴いたときには滑っている」という感覚です。この点PilotSports3は対照的で「すぐ鳴きはじめて徐々に音量が上がる」という感覚です。なのでシートからステアリングから伝わるインフォメーションは大切になりますね。

・グリップの限界
PilotSports3は限界付近は穏やかな特性でダラーっと境目無く流れるようなイメージですが、RE-71Rは限界付近までしっかり路面を掴んでいて限界付近で小さく流れ限界を超えると結構分かりやすく流れる、という感覚です。
いきなり流れて危ない、というのも鳴き方と合わせると妥当な感じがしますね。

ウェットグリップは今のところ雨の中走らせていないので何とも言えないのですが、パターンからしてまぁそもそもやめておいた方が良さそうです。

走っていて気持ちいいし圧倒的なグリップで安心感もあるのですが、ちょっとタイヤに乗せられてる感もするので過信しないように改めて気をつけて乗ろうと思っています。
あんまり調子に乗ってるとグリップが高すぎてボディを痛めそうな感じもしますし(汗

2021/02/14追記:
急に乗り心地悪くなったな…と思って空気圧を調整したら思いっきり改善。
熱が入ったら…というのは温度変化による空気圧の変化も結構大きそうです。
しっかりタイヤを意識して乗らないと、ですね。
PilotSports3が鈍感だったのと対照的です。

2021/5/8追記:
悪天候の中ドライブに出かけましたが普段の路面に張り付くようなグリップは全然なく…。
本当に気をつけようと思いました。

2022/3/12追記:
履き替えとなりました。約1万キロほど使った感想を残しておこうと思います。
一言で言えば「ドライブが辛い」です。
当たり前なのですが私の使用目的には合いませんでした汗
私の主な使用目的としてはドライブということになりますが、このタイヤの良さが光るのはある程度以上グリップが求められるシーンということで、ほとんどの時間が乗り心地の硬さとロードノイズの大きさが気になることとなり正直辛かったです。ウェット路面で気を遣うのもストレスでした。
また、溝が減ってきた後半は特にロードノイズと乗り味の硬さに拍車がかかったような気がしていて正直最後の方は「車に乗りたい」という気持ちが削がれるレベルでした。
目指す車の方向性としてバランスを大切にしているつもりですが、
そういう意味ではちょっと尖り過ぎたパーツチョイスということになってしまいました。

ただこのタイヤを履いてる間、間違いなく私の車は「過去一番速い状態」でした。
横Gがかかった時ボディが壊れそうな位グリップするのが感じられ、
ブレーキも故意的でなければロックする気配もなく、
NAじゃパワーで掻くなんて夢のまた夢。
正直私の腕では活かしきれていなかったと思います。

国産名門POTENZAのキャラクタを知るという意味では良かったです、
ある意味で「これを履いとけば間違いない」タイヤ銘柄の一つであると思えました。
とはいえコンセプトに合ったパーツ選びは大切、ということを身をもって体験した次第です。

ODOメーター:22000km
総走行距離:158000km位
(交換前メーター最終表示:13万6千km)

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